DrumsTuningBlog ~ドラムに纏わるウロトアゼ~

ドラム音職人によるミュージシャンのためのチューニング覚え書き・・・ Drumsとともに年を重ねた、笑いと涙の夫婦善哉。

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ローピッチ~ビギナーズラックからの脱却

ローピッチ、うまく作れますか?

スネア購入とともに興味を持つドラムのチューニング。攻撃的でロックな音を作るべく、これでもか!というくらい両面のヘッドをパンパンに張ってみると、これがバンドで大好評。ライヴでも好評。「これでいいんじゃん」とばかりに、音に対する自信はMAXに。これ、若かりし頃の私です。
ピノキオ並みに伸びた鼻をへし折られたのは、レコーディングでバラードを録音したときのことでした。「ダスンッて感じの重たいスネアの音で!」 誰からともなく出たアイディアに対し「OK!じゃ、低めで作ってみるよ」とスネアに向かったものの・・・「う~ん、なんか来ないよね~」「埋もれちゃうね~」などなど、容赦のないダメ出しが(泣。次第に焦る私。「おっ、良いかも!」と盛り上がり、軽く録って聞いてみてると、ポーンというだらしない倍音。ミキサーの人に「けっこう良いと思うけど、この余韻だけ取れない?」といわれ、ミュートをしてみるが余韻は切れない、チューニングを変えると良さがなくなる。。。
こうなると弄るのがどんどん怖くなってきます。最終的になんとか録音はできたものの、完全ノックアウト負け。チューニングの難しさを思い知った出来事でした。
「ローピッチなんてヘッド緩めていけば出来るでしょ」と思っていたのですが、どのヘッドをどの程度緩めればどういった音になるか,といった音のイメージも実際の経験もなかったわけです。今ならばね、ポーンといった倍音が出ていたら、ボーンという倍音が出るくらいまで緩めてみる・・・かな(あくまでローピッチを目指す場合ですよ)。スネアから出る「ポーン」は、かなり音圧もあり目立つ音で、他の楽器にも悪影響ありますが、「ボーン」までいくとさほど目立ちません。当事者の耳には、目立って聞こえても、マイクを通すとさほど気にならないような「薄い倍音」です。
マイクは音を平等に拾います。出ている音をそのマイクの特性に沿って冷静に集音します(だからこそ、有機的な音にするためにミキサーはマイキングにこだわるんですね)。

5821.jpg
(マイクのチョイスから実際のマイキングまで、ミキサーの腕の見せ所・・・だった時代が懐かしい。。。あれ??)

たとえば、「激鳴り!ヤバいくらい低音バリバリ出てるんだよね」といったドラムがあったとして、低音以上にアタックや高音域の鳴りが強ければ、マイクには硬い音として入ります。逆に「全体的にしょぼいんだけどね」といいながらもバランス的に低音が多ければ低音が効いた音としてマイクに入ります。主観と客観の違いとでもいいますか。家政婦は見た!!と、カメラがとらえた決定的瞬間。この両者の差が人間の耳とマイクの差だとも言えます。
そうそう、ライヴでフロアタムから出る、ウ~~ンという音が廻って困ったことありませんか。打面か裏面(たいてい裏)のヘッドを緩めていくと解決します(均等張りが前提)。これも先ほどのスネアのボーンと同じ理由です。ん~若干話が散漫になっているような。。。そうでもないですか?良かった。じゃ先に進めます(笑。
レコーディングのエピソードから入ったのでマイクの話になりましたが、普通に生で聞く時でも、他の楽器の音が混ざった状態であれば、客観的にドラムの音を判断できるでしょう。当事者にとっては、自分が気になる倍音というものは目立って聞こえてしまいますが、実際は気にするほどでもなかったりします。周囲は全く気づいてなかったり。。。
ローピッチを作る際、ハイピッチのチューニングに慣れていると、打面を緩めていくに従って出てくる倍音に確かに不安を覚えます。「ポーンであれだけ、邪魔な倍音なんだから、もっと緩めたらとんでもないことになるのでは・・・」大丈夫、緩めるほどに「薄い倍音」です。目立たなくなります。大事なのは、大胆に、思いきりやってみること。ローピッチのスネアの音作りに必要なのは勇気なんです。一度チャレンジしてみてくださいね。彼方のドラムライフがハッピーでありますように。
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