DrumsTuningBlog ~ドラムに纏わるウロトアゼ~

ドラム音職人によるミュージシャンのためのチューニング覚え書き・・・ Drumsとともに年を重ねた、笑いと涙の夫婦善哉。

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チューニングセミナー 2

ご無沙汰しております。前回書いた〈チューニングセミナー 1〉の続きをUPしてみました。興味がある方は是非お試しください。


叩き心地を揃えること。

あくまで〈心地〉ですから、特に注意点はありません。自分の感覚で、素直に気持ちいいと思える硬さ(柔らかさ)に打面ヘッドを張ってください。この作業は、バスドラム(これは踏んだ感触)からスネア、タム、フロアタムまで、同じ〈心地〉にすることが大切です。

ドラムに座って、ペダルに足を置く。まずはストンと右足を落としてみる。今度はスネアをバックビートを叩く強さでスパン!と。次にスネアからフィルの流れでタムタムを叩いてみる。
硬いと感じたモノは張りを緩め、柔らかすぎると感じたモノは少し張ってみる。

ひとつアドバイス♪

ヘッドを緩めたり締めたりする前に、各ボルトのテンション(張りの強さ)具合を把握しておくと便利です。緩める場合はテンションのきついボルトから、締める場合はいちばんテンションが緩いボルトから手を付けていくと、自然と張り具合が均等になっていきます。

ヘッドも「ふぅ~、やっと空気吸えるよ~」といった感じで開放的に動き出すでしょう。


さて・・・どうですか。叩き心地は揃いましたか?

この状態は、ドラムセット全体の口径に対するヘッドの張力が均一になっている状態とも言えます。
アタック感が揃っている、打面側のピッチ感も揃っている、という事。プレイもしやすくありませんか?

慣れてくるとサッと叩いて違和感を感じるモノだけを調整し、他は微調整するくらいでセット全体のトーンをうまくまとめれるようになります。

足に来る、手に来る感触だけで大丈夫。あなただけの感触だから、あなたの〈音〉になるはずです。


えっ、違う種類のヘッドだったらどうする?って?

おっ、良い質問。だけど・・・


・・・あのですね。僕が皆さんと話をする中でひとつ思うのは「みんな、ドラムの音づくりを難しく考えすぎて、実際のチャレンジまで至ってないな」という事。

もっと、考える前にやっちゃっていいですよ~。


音づくりは知識よりも知恵の世界です。経験することがなにより大切。


ちょっと脱線しますが・・・たとえば料理を作るとして。


好きな料理のあの味が出したい!とします。
まずはプロ直伝のレシピを観て作ってみる。ところがレシピ通りに作れる人は稀ですよね。

大抵は食材や調味料が思うように揃わなかったり、いまひとつ調理方法が分かりにくかったり。。。自分流にアレンジして「よしよし、十分十分」って感じ。

自分や友達で食べる料理としては、これで十分美味しいしハッピーだと思います。

でも中には、すごくやる気があったり、プロを目指していたりして、レシピ通りに作ってみる方(尊敬)もいる。


さて・・・レシピ通りに作ってみて、結果プロと同等の味になるでしょうか?


これは絶対そうはならないのです。なぜならば、レシピも含めメディアの情報は、技の大切な部分が、ほとんど抜け落ちてしまうからなのです。

ニンニク一掛、生姜一掛と書かれてあっても、ひとつひとつ味も大きさも違います。醤油、塩、砂糖も同じく。食材も、下ごしらえも、包丁の入れ方も、調理過程のタイミングも・・・同じ条件がそろう事は2度とありません。

その中で言葉にできないような自分の細やかな感覚でバランスを取りながら、求められる味に仕上げる。

ここに到達するにはレシピだけでは不可能です。興味深いのは〈本当に大切な技術は情報化出来ない〉ということ。

レシピ通りに作った後、自分でその溝を埋める事が出来るかどうかが大切なんですね。

レシピの後の情報はもう、メディアには載っていません。ネットにも転がってない。自分であーでもない、こーでもない、とやって行かなければなりません。あとは板前修業で手をペシペシやられながら覚えていくか。


これをやらないと知識が知恵に転化しないのです。


皆さんがチューニング苦手な理由はここだと思います。逆にいえば、こうやって手に入れた知恵は、しなやかで応用力がある、あなた独自の技術と呼べるものになります。一生助けてくれるはずです。


僕のブログも同じ。というかレシピにも至ってません。でも、読んだその後を考えてほしい、といつも思って書いてます。皆さん、頑張ってください!


さてさて、チューニングの話に戻りますか。


ポイント其の弐。次のポイントも知識は必要ありません。

ドラムセットでハーモニーを作る。これは裏のヘッドで音の流れを作る作業になります。


では、また次回、よ~し、がんばって書いちゃおうかな。



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