DrumsTuningBlog ~ドラムに纏わるウロトアゼ~

ドラム音職人によるミュージシャンのためのチューニング覚え書き・・・ Drumsとともに年を重ねた、笑いと涙の夫婦善哉。

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好事魔多し~ノンミュート

ドラマー全般とまでは言えませんが、ドラムの音を愛する皆さんは〈ノンミュート〉という言葉に格別の思いを持たれるのではないでしょうか。

ミュートをするという行為はある意味、楽器の振動を抑制する部分が有ります。

いっさいの邪魔がなく、楽器の鳴りや奏者のタッチを余すところなく表現するノンミュートは、まさに気風が良い、漢らしい、ドラマーにとって魅力溢れるものだと言えます。

ところが「好事魔多し」と言いますように、素晴らしいモノには必ず危険な落とし穴が潜んでいるのが世の常で、ノンミュートの場合は〈ヘッドの緩み〉や〈不協和音〉が目立ちすぎ、よい音楽を邪魔する場合が有ります。

たとえば、両面張りでチューニングをします。

ドラムセットチューニングにおける最高のものは均等張りです。

各テンションボルトが同様の締め具合になりヘッドが自由に動いてこそ、ノンミュートの魅力を最大限に引き出すことができます。
どこかに緩みが生じますと、アタック感の一部を失いますし、アタックと鳴りの一体感も損なわれてしまいます。緩んだ個所からぬるっと間延びした低音も出てきて、音の立ち上がりを遅らせますので、注意が必要です。

さらには打面と裏面の関係でいいますと、どんな良い楽器を使っても、良いヘッドを持ってきても、どちらが打面の音、どちらかが裏面の音といった具合に個別に聞こえてくるようではいけません。

音楽全体で聴いたときに、アタックだけが聞こえてきたり、芯の部分がぼやけたような音になってしまいます。

どちらも適切にチューニングしたうえで、打面も裏面も感じさせない纏まったひとつの音となるのが両面張りの最上のものとなります。

一口にノンミュートといっても、セッテイングはさまざまです。楽器自体の構造やヘッドの選び方、張り具合、両面のバランス、一つとして同じものはないように思います。

もちろん、それぞれに上手に出来上がった音は甲乙つけがたく、聴いても叩いても「良か音しとるばい!」と顔がほころぶばかりです。


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