DrumsTuningBlog ~ドラムに纏わるウロトアゼ~

ドラム音職人によるミュージシャンのためのチューニング覚え書き・・・ Drumsとともに年を重ねた、笑いと涙の夫婦善哉。

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張力派?音程派?

ごぶさたしております~。均等張りの事は今まで何度となく取り上げてきました。現段階での僕の考えです。皆さんに「チクッ」と刺激が伝われば本望です。





2011年7月3日 FaceBookページ ドラム情報発信基地(WildFlowerドラム保健室 http://www.facebook.com/drumtuner)より転載

定説と言えば、まさに定説!、的場も、ついつい「均等です!」で押し切ってしまいそうになりますが、よくよく考えてみると、何が均等だと均等張りなのか?はて?と、答えに困る問題でもあります。


各ボルトの(張力)が同じ状態。

各ボルト付近のヘッドやリム音の〈音程〉が合っている。


色々と調べてみると、現在はこの二つがの主流のようです。張力派と音程派。

特にスネアサイドのチューニングになると、スネアベッド※問題があり、両派、喧々諤々なのですが・・・さて本当はどちらが正しいのか?


この問題の回答を探る前に、一度ドラムの音づくりの行程を思い出して整理してみましょう。


ドラムも他の楽器同様に、自分が良い!その場にふさわしい!と思う音をイメージする事が大切です。自分が響かせたい音ですね。そしてもう一つは、この音だったらこの楽器を、このヘッドをこういう風に張って、スナッピーはアレにして!という選択やセッティングの感覚。的場の場合、音のイメージと楽器の選択、セッティングはほぼ同時進行で固まって行きます。イメージにも、使える楽器にも限界はありますから、その中でせめぎ合って最高の落とし所を探すわけです。


では、作戦が決まったら、セッティング開始。



ヘッドを取り付け、エッジに馴染ませるようにストレッチしながら目標の張り具合まで締めていきます。いわゆるセッテイング(下ごしらえ)としてのチューニング。


そして次に自分が響かせたい音に向けて、叩いてチェックしたり、あらためて張り具合を調整したりする〈音決め〉の部分があります。言い変えるならば、アプローチとしてのチューニング。


ライブでもレコーディングでも、この段階からマイクが立ち、マイクを通した音決めが始まります。ここでスピーカーから出てくる音を聞きながら、再度アプローチします。


この後は、若干の手直しをしたり、叩いている内に変わってしまった音を復帰させる(直し)のチューニングがあります。




つまり、均等張りは、僕の作業行程の中では、下ごしらえのチューニングにあたります。なので、的場は張力でも音程でもどっちでも良いと思います。どちらも均等という意味では正解です。

でもそれでチューニングが完成ではない、という事。

もっと言うならば、自分で信じれる方法をお持ちの方はそれでやったほうが、その後の音決めも自信を持ってやれるというもの。的場も自分の均等張りがあります!それは張力でも音程でもなくて〈音色〉です。


写真+11-06-29+17+50+35_convert_20110715171709


各ボルトのそばを指で叩いて一周。いちばん良い音がした箇所に他の箇所のチューニングを音色で合わせていく。機会があればご披露します。スネアベッドも何の問題もなく均等になります。サウンドを求める以上、音色がひとつの最終基準になるのは当たり前の事。これができるようになると張力も音程も気にしなくなる・・・と言うよりも価値観が変わります。


それにしてもこのような問題があるという事は、世に出回っているチューニングの情報が下ごしらえばっかりで、しかもそれがチューニングの全てのように捉えられている。つまりは、この先の音決めのチューニングへの言及がない事です。これはいずれ誰かが取り組まないといかんでしょうね。。。




PS 均等張りに神経質にこだわる方は、下ごしらえで80%~90%仕上げたいタイプ、耳だけが頼りだよ~、チューニングは感覚!!という方は早くアプローチしたい派。下ごしらえがめんどくさいタイプ?かもしれません(笑)。



※スネアの裏面。スナッピーが当たる部分の両サイドのエッジの窪み(ザクリ)の部分。ボルトのテンションを均等にすると、この部分だけヘッドが張れていない状態になり、ボルトの音程を均等にあわせると、スネアベッドのまわりの4つのボルトだけを異常に強く張らなければいけなくなる。スネアベッドの窪みの深さは楽器によって千差万別なので、症状もそれぞれになる。





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