DrumsTuningBlog ~ドラムに纏わるウロトアゼ~

ドラム音職人によるミュージシャンのためのチューニング覚え書き・・・ Drumsとともに年を重ねた、笑いと涙の夫婦善哉。

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均等張りの世界

ドラムチューニングの基本として、ヘッドを均等に張るというものがあります。両面張りのドラムの場合、打面からの振動をできるだけストレスなく、空気またはシェルを通して裏面に伝えるために、とても重要な技術だと思います。張り具合に対するアタック感やレンジ感の充実、あと、チューニングの狂いにくさ。チューナーとして年を重ねるごとに均等張りの大切さを実感しています。先ほど、あえて技術と書いてみましたが・・・この均等張り、実はなかなかに難しいんです。ぼくの周りでできる方、ほぼいないです。多くのドラマーのみなさんに、ぜひ均等張りの世界を一度味わってほしいなと常日頃思っているので、今日はちょっと語ってみます。


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(チューナーたるもの、絶対使わん!と意地を張ってたTAMA TensionWatch。買ってみたけどやっぱり現場では使わない。。。でも割と均等に張れます。音を出せない場面での仕込みには便利です。)


私的に。今まで見聞きしたドラムチューニングに関する情報を総合すると「均等張りは大切だけど、神経質になって、完璧に合わせなくてもよい」といった意見が定説です。神経質になって、完璧に合わせなくてもよいとは?ぼくはこういうことだと思います。「ドラムという楽器自体が、弦楽器ほどの正確な音程を求められるわけではなく、楽器の構造やパーツも、本来、精度の高い調律を目指す設計になっていない。ドラムのチューニングは音程を合わせることが最終目標ではなく、音色をコントロールする調整に趣があるので、ギターやピアノのようには厳密に音程を合わせることにこだわる必要はありません。」したがって、弦楽器のようなチューニングを目指す必要はありませんが、ドラムのポテンシャルを引き出すためにも、ヘッドにかかるテンションが均等で、ヘッドがスムーズに動く状態を作り出す、というところまでは持っていきたいところです。これは、すべてのテンションボルト付近のヘッドを軽く叩いて、すべてが同じ音に聞こえる状態ともいえます。

具体的には、ドラムの各テンションボルトに近い場所を(実はフープでもよいです)指(フープやラグの場合はスティック)で軽く叩きながら、すべての音を合わせていきます。よくいただく質問に「叩くアタックで合わせるのか、余韻を聞いて合わせるのか・・・どこを聞いて合わせるの?」というのがあります。答えは「サウンドを合わせる」です。アタック、サスティーン、高音から低音のニュアンスまで含めて同じ音に聞こえるようにチューニングしましょう(どうしてもならない場合はヘッドか、ベアリングエッジ、ラグやボルト&ナットなど楽器側に問題があるかもしれません)。コツをひとつ。叩いてる場所と自分の頭(耳)の位置を一定にすると音が判りやすくなります。まずは、いつものようにチューニングしてみて、ある程度均等に張れたかな、という状態になったら、自分の膝の上かドラム椅子のうえにシェルを寝かせます。叩く場所を自分に対して同じ位置になるよう、シェルを回転させながらチューニングするとよいでしょう。反対側のヘッドは手の平でミュートしてください。キーボードやギター、音の出るチューナーなど、音程を確認できるものでチェックしながら合わせるときれいに仕上がります。これができるようになるまで、「俺は均等張りにこだわってないんだよね」は禁止です。そして、できると言わなくなると思います(笑。もちろん私見なので、異論反論さらにはアドバイスある方はご指摘くださいませ。




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